
今日のお城の坂道は
カフェタイムからにぎわい
カウンター席は
常連のお客様で満席
それぞれ
楽しげに話が飛び交う
珈琲
ホットチョコレートに
デザート
遅い昼食と
早めの夕食には
「寒ブリと立科産の大根をつかったブリ大根定食」
あたたかい店内から
冷えこむ夜の空気を感じるには
窓ガラスのくもりを確認すること
最後のお客様は
メニューにはない
「オムライス」
同時進行に
「メープルアップルパイ」
が焼き上がる
全ての仕事を終え
ハンドルをにぎる帰り道
録っておいたFMの
「sound library世界にひとつだけの本」
を聴く
木村多江さんの声が
はなつ物語と
ピアノの音色
ひさしぶりに聴く
鬼塚ちひろさんの曲で
息をふきかえしている
自分に気づく
慌ただしい一日だった
その物語の中の一説
「猫はさ、
穫ってきたねずみを
一番大切な人に見せに来るんだ」
うちへ着くまでの
短い時間
この一説に
ほっこりと温かくなって
明日へ向かう何かが
静かに生まれる




